プリフロップはポーカーで最も多くプレイするストリートである。故にプリフロップで繰り返す判断は収支に多大な影響を及ぼすこととなり、その重要さはこれでもかと語られてきたことだろう。また、GTOツールを用いてフロップ以降を分析する際、プリフロップレンジはあらかじめ我々が定義するものでもある。ここに入力するレンジにより、計算結果は多少なりとも変化する。
正にポーカーの基礎となるプリフロップだが、所謂「プリフロップレンジ表」はどのように構成されているのかと疑問に思ったことはないだろうか。多くプレイヤーは何かしら参考にするプリフロップレンジ表を持っており、それになるべく従ってプレイしているだろう。私自身、Snowieの推奨するレンジを参考にプレイをしている。しかし、なぜそれが良いのかという問いには上手く答えられなかった。強いて言うならばバランスが取れていることだろうか…。(無論、こんな問いにわざわざ答える必要はない。それが本当に良いものなのかどうかはプレイしてみればある程度わかってくるものだ。)
では、もしプリフロップをもう少しだけ理論的に考えられるようになれば、どんな良いことがあるのだろうか。
この記事の目指すこと
- 「理論上の最適解」と「世に出回るプリフロップレンジ表の種類と特徴」を理解する。
- 良いプリフロップレンジである条件を知り、レンジを構成するハンドのフロップ以降での価値について考えられるようになる。(未完成)
- 「理論上の最適なプリフロップレンジ」を変化させる大きな3つの要因と、その変化が与える影響について理解し、状況に応じてプリフロップレンジを変化させる戦略を考えられるようになる。(未完成)